何科を受診すれば良いのか分からないのですが…

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何科を受診すれば良いのか分からないのですが…

症状によって
どの科を受診したらいいのか分からない
という方、非常にたくさんおられます。
私もよく相談を受けます。

医師法第七十条なんですけども
院外表示可能な診療科っていうのは
もともと38
38もありまして

それがまた細分化可能になったってことで
分かりやすい細かい表示が
できるようになったんですね。

消化器内科とか、血液内科とか
心臓内科とかは
非常に分かりやすいと思うんですが
代謝内科とか頭頸部外科とか
何をしているのか
さっぱり分からないという声もよく聞きます。

本当に自分が
細分化されたばっかりに
自分が行ったらいい
ベストな「科」が非常に分かりにくいという
そういう本末転倒な問題も起きてます。

私が思う一番いいのは
以前、病院とか医者の選び方で
お話ししましたが

かかりつけ医の先生で
気心の知れた先生がいらっしゃれば
先生に症状を言って
紹介状と言いますか
診療情報提供書と言うんですけども

そこそこ大きな病院はないと
初診すら診ていただけないところが多いですので
紹介状が必要な場合っていうのも
かかりつけの先生にお願いするというのが
一番の王道なのかなと思います。

とはいっても急な時に
かかりつけ医の先生が不在であるだとか
夜中であるだとか
困った場合があると思いますので
そういう時にはどうするか、なんですね。

本当に困った場合は
救急車を呼ぶしかないと思うんですけども
そうではない場合ですね

そこそこ大きな病院の総合診療案内所には
ベテランの看護師さんであったり
ベテランの事務員さんであったり
症状を聞いて診療科を振り分けてくださる方が
おられるところが多いと思いますので
そういうところを利用するのも
一つの良い方法だと思います。

何に掛かったらいいのか分からないという
NHKの「総合診療科ドクターG」のような
流行った番組もありますけども

総合診療科とか総合診療内科と呼ばれるところで
どんな症状であっても診ますよっていう診療科が
置いてある病院がいくつかありますので
そういうところを尋ねられる
というのも一つの良い方法だと思います。

例えば頭が痛い、喉も痛い
胸も痛いっていう時に
通常であれば頭も診てもらって
喉診てもらって胸も診てもらう
なんですが

その三つが全て一つの原因から
起こっているという場合は
なかなかバラバラの診療科にかかっていると
原因が特定されずに
右往左往するってこともありますので

そういう意味でも
総合診療医の先生の実力をお借りする
というのも一つの方法かなと思います。

ご自身で診れないと判断されたら
すぐに適切な診療科に
回してくださいますので
そういう方法も一つの方法ですね。

最近ネットでも検索できるようになりましたので
症状入力すると大体行ったらいい「科」が
表示されるという
非常に細かったり詳しくはないですけども
当たらずとも遠からずのような
ソフトもありますので
それも一つですね。

あと費用はかかってしまいますけども
ドクターが直接対応してくれるような
サービスもあります。

よく読まないとかなり高額だったりしますので
あと診断をつけてくれたりですね
処方箋を出してくれたりはできませんので
そういうところもよく調べられた上で
利用されるのはまあいいかなと思います。

オンライン診療
この新型コロナ禍で特例法がありまして
初診の方でもオンライン診療で診てもいいですよ
というふうな制度になってますので
ただひやかしだとかを防ぐために

免許証なりマイナンバーカードなり
身分を証明するものを登録すること
保険証、有効な保険証がある
というようなことを登録した上で
診てもらえるっていう制度がありますので

その場合一週間に限って
投薬も可能となってますので
ただ必ずしも完結するわけでなく

実際に診療しないと判断がつかない
というような場合は「来てください」
と言われるケースがありますので

オンライン診療といえども
近くの行ける
通院可能な距離にあるところで
見つけられるのがいいのかなと思います。

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