暑いときの水分補給 ~熱中症対策について~

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暑いときの水分補給
~熱中症対策について~

暑い時の水分補給についてですね
まず基本的なことがらとしまして
人間の身体の水分は約60%と
いうふうに言われています。

もう半分以上が水っていう感じですね。

赤ちゃんや幼児は
80%とか70%ですし
ご老人になるとだいたい半分
50%になるというふうに言われています。

水分は身体にとって非常になくてはならない
大事な物ということで
たった1%の水分減少
要するに脱水ですね。
それで喉が渇くっていうふうに
人間はできてるわけなんです。

日常生活では喉が乾く前に
こまめに水分補給をするってことが
非常に大事だと言われています。

最悪でも喉が乾いたら
飲みましょうってことですね。

特に夜間とかは発汗で
かなりの水分を失いますので
朝起きてから、水分をとるのがいいですし
入浴でも意外と汗で出てしまいますので
お風呂上りの水分が美味しいっていうだけじゃなく
お風呂に入る前から水分補給をするなどの
方法もいいのかなというふうに思います。

暑い日の対策っていうことでお話しします。

一般に気温が30度を超えると
熱中症が急に増えるということが言われています。

熱中症の初期症状としましては
めまい、ふらつき、立ちくらみ
さらに進行するとひどい頭痛や吐き気ですね。

それがまたさらに進行して重症になってしまうと
痙攣したり意識を失ったりということで
救急車を呼ぶレベルかなというふうに思います。

体重の約3%の脱水でも
身体がだるくてぼんやりして
運動能力が低下すると言われてますので

暑い日ふらふらしたりすると
約3%の脱水があるのだなということで
中等症ぐらいの症状ですので
無理されないようにということが大切だと思います。

次に熱中症になりやすい方の
特徴についてお話しします。

ご老人は脱水を感じにくいと
いうふうに言われてまして
喉が乾くとか気が付いた時には
すでに相当脱水が進んでると
いうふうに言われてますので

ちょこちょこと水分補給を
心がけられることがいいと思います。

熱中症でお亡くなりになられた方の
80%が65歳以上ということで
非常にご老人に多いということですね。

それから近年猛暑の影響で
外じゃなくてもですね
室内で熱中症になられる方が
約40%ということで
非常に多くなってますので

家の中だから大丈夫だろうって
考え方はちょっと危ないのかな
というふうに思います。

一般的に言われてますのは
室内に温度計とか湿時計を置きまして
気を配るようにしましょうということで
エアコンだったり
扇風機だったり除湿機だったり

いろんな方法で熱中症にならないように
心がけてほしいなというふうに思います。

特に夜は涼しくなるから
エアコン入れないとか場合によっては
ちょっと電気代を節約するためにですね
エアコン切っちゃったみたいなことがありますけども

そういう節約で熱中症になって
救急搬送されたとなっては
本末転倒だと思いますので

昨今の猛暑には
ちょっと注意していただきたいな
というふうに思っております。

あと小さな子供さんとかですね
体温調整が非常に上手くまだ働いてませんので
熱中症になりやすいですし

普段、運動経験のない方は
汗をかく能力ですね
汗腺の能力が落ちてますので
すぐに熱中症になりやすいということで

暑くなった初期とかに
熱中症が多くなるのも
そういった理由からです。

暑い時の水分補給ということで
通常時と同じように
喉の渇きが起こる前に
摂ったほうがいいんですけども

ここで注意点としまして
アルコールとかカフェインとかは
利尿作用が強いですので
ビールを飲んだりエナジードリンクを飲んだり

水分なんですけども利尿作用がありますので
飲んだ以上の水分量が
尿として出ちゃいますので
水分補給としては
向いてないということが言えると思います。

スポーツをしたり暑い日ですね
大量に汗をかくときは
水分だけじゃなくて
汗から塩分も失いますので
ナトリウムですね

ナトリウムイオンが非常に大事ですので
塩分補給ってことが
とても大切になってくると思います。
塩分補給をするためには一般的に
糖分が一緒にあった方が
水分とナトリウムと塩分とが
一緒に吸収されやすいってことで

そういう目的で経口補水液というようなものが
市販されて売ってるって事で
そういうものを利用するのも
一つの方法なのかな
というふうに思います。

経口補水液は購入されなくてもですね
ご自宅で簡単に作れまして
ミネラルウォーター…
ミネラルウォーターじゃなくてもいいんですけども

水1リットルに塩3グラム
それから砂糖ですね
20グラムから40グラムくらいまで
お好みで入れて頂いてよく溶かして作ると

ただ傷みやすいですので
その日のうちに使い切るというようなことを
心がけていただければいいのかなと
いうふうに思います。

それからスポーツドリンクの糖分量
というのは非常に多いですので
糖分の摂りすぎにならないように

暑いから何でもガブガブ
スポーツドリンクってなると
糖分、ちょっと心配ですね。

糖尿病の方だとかは
ちょっとスポーツドリンクの飲み過ぎで
糖尿病が悪化したりだとかいう
ことにもなりかねないので注意してください。

先ほど言いました経口補水液的な
脱水症を改善したり
熱中症を改善したりするような

経口補水液的な物っていうのは
スポーツドリンクに比べるとちょっと塩が多い。

それでちょっと糖分は少ないという
そんな感じの組成になっております。

塩分補給にはその他にも
塩キャンディーを舐めるだとか
コンビニとかにも色々置いてますので
そういうもので代用するっていうのも
一つの方法ですね。

夏の水分補給
どれぐらいのスポーツの強度で
どれぐらいの時間
外に出てるのかなどには注意していただき
適切に塩分補給していただきたいな
と思うんですけども

そもそも論としまして
あまりにも大量に汗をかくような
あまりにも暑い日に
わざわざ外に出なくてもと
いうこともあると思いますので

こういう経口補水液とかの
知識があったとしても
健康第一に行動していただきたいな
というふうに考えております。

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