睡眠時間について ~理想的な睡眠時間~

音声のみはこちらから

睡眠時間について ~理想的な睡眠時間~

睡眠時間の問題ですね。

睡眠時間については
よく質問を受けます。

理想の睡眠時間は
どれぐらいだというようなことですね。

結論から申し上げますと
睡眠時間の理想的な時間というのはもう
人それぞれ個人差が大きいということです。

睡眠について書いてあるガイドライン
「睡眠障害の対応と治療」第三版2019年版にはですね
睡眠時間は人それぞれ。

日中に眠気を感じなければ
それで十分というふうに記載されています。

結局、日中眠くて活動できない
というようなことがなければ
それでその人の睡眠時間は
足りているというようなことですね。

睡眠時間について面白い実験がありまして
2002年、ちょっと古いんですけども
カリフォルニアのサンディエゴ校で
110万人というものすごい大規模な
データが取られまして

実はそこで約7時間睡眠の方の
その後の追跡調査での死亡率が
一番低かったっていうふうに述べられています。

7時間睡眠が適当なのかということなんですけども
実は短くなればなるほど死亡率は上がり
じゃあ長ければいいのかと言いますと
実は長くても死亡率が上がったということで

7時間前後を最低として長くても短くても
死亡率が上がってしまったというような
データがあります。

そこを元にしてアメリカでは
7時間睡眠が一番いいのではないかと
いうなふうに議論となっておりました。

同じような実験も日本でされてまして
日本のデータでは7時間半ぐらいが
日本人には合ってるんじゃないか
というようなことが言われてまして

よく小学校とか小さい時に習うように
8時間まではいらないにしても
日本人の理想は7時間半ぐらいなのかな
というのが一般的な
コンセンサスではないかと思います。

じゃあ7.5時間寝れていれば
健康でハッピーなのかということについては
ちょっと難しい問題がありますので
また次回以降お話ししたいと思います。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。